むにたです。
実はPCを修理に出していました。
前回記事からずいぶんと空いてしまいましたね。
今日は職場で頻繁に聞くワード「忙しい」を言う人について。
「忙しい」を理由に必要なことをやらない人たち
上司からの仕事の依頼、会議で決まったToDo、社内書類の提出など、仕事は基本的に「やらなければならないこと」で満ちています。
でも、それができなかったときに、「忙しくてできなかった」という人がいます。
あるいは、誰かに仕事を依頼しなければならないときに、「あの人は忙しいから」といって依頼しなかったり、明らかに適役ではない人に代わりに依頼する人がいます。
もしあなたの部下や後輩で、こういった人がいると困りますよね。
ちょっと厳しい考え方かもしれませんが、むにた自身、仕事上のやるべきことをやらない理由・言い訳に「忙しい」を挙げる人をあまり信用していません。
なぜなら、忙しくない人なんていないからです。
一時的に普段より業務量が増え、手が回らないことは誰しもあります。
なので、「今は忙しい」「この時期は忙しい」は理由としては正当です。
ですが、多くの「忙しいからできない」という人は、割と頻繁にこのワードを使います。一時的なものではないんです。
こういった人が業務上やるべきことをやらない理由は、実は「忙しいから」ではありません。
本人が自覚しているかどうかは別として、以下の3パターンのどれかなんです。
- 他の仕事のほうを優先しているから
- 自分のキャパシティ以上の業務量を引き受けているから(生産性が低い場合も含む)
- 本当はその仕事をやりたくないから
簡単にそれぞれ説明しますね。
他の仕事のほうを優先しているパターン
1のパターンは、「優先順位のつけかたが下手」「やる必要性を理解できていない」等が本質です。
優先順位のつけかたが下手な人は、社会人経験の少ない若年社員に多いイメージがありますが、実際はどの年代にもそれなりに存在します。
こういった人は、今やっている仕事の他に新しい仕事が振られたとき、本当は新しい仕事のほうが優先度が高いにも関わらず、今やっている仕事をそのまま続けてしまったりします。
また、優先順位のつけ方が上手い人でも、仕事内容そのものをちゃんと理解できていない場合や、仕事の目的や背景を共有されていなかった場合など、振られた仕事の必要性を理解できていないときには、その仕事の優先度を下げてしまうことがあります。
そうなると、本人的には「他の仕事が忙しくて振られた仕事に手を付けられなかった」となるんです。
このパターンの場合は、仕事を振る側の人が仕事そのものの重要性をきちんと説明し、優先順位のつけ方が下手な人の場合は現在のタスクと比較した優先度まで示してあげることで、「忙しい」を理由に仕事を放置することはなくなります。
自分のキャパシティ以上の業務量を引き受けているパターン
業務量の調整は本来は上司の仕事でもあるので、一概に本人の責任というわけではありません。
ですが、 2のパターンは「自分が今抱えている業務量を何も考えずに、言われた仕事をとりあえず全部引き受けている」「時間は無限に使える (残業したり休日出勤したりすればなんとかなる) という感覚を持っている」「他の人より仕事の生産性が低い」といったことが本質となっている場合があります。
どの人でも1日は24時間であり、睡眠・食事・身支度・移動等の時間は最低限確保しなければなりません。
家庭の状況によっては、家事・育児・介護等の時間も決して少なくない時間をとらなければならないでしょう。
さらに、仕事ばかりでも心身が疲れてしまいますから、適度にリフレッシュしたり趣味に没頭したりする時間も必要です。
これらを考えたときに、自分が仕事にかけられる時間はどのくらいなのか、一度計算してみてください。
基本的に、各職場の業務時間を下限、この「仕事にかけられる時間」を上限とした分しか業務をこなすことはできません。
さらに、人はずっと集中し続けることはできませんから、時間の使い方の質を高めるというのも限度があります。
つまり、「仕事にかけられる時間」×「自分が集中できる時間」からあふれる分の業務量については、仕事を振られる際に断ったり、期日を交渉したり、現業務の生産性を高めて業務量を圧縮したりしなければならないんです。
読んでいると当たり前に思えるかもしれませんが、これができていない人は意外と多いです。
そしてこれができていないと、本人的には 「忙しくて手が回りませんでした」となります。
このパターンの場合は業務量を可視化し、あとどのくらい仕事を引き受けられるかを考えられる仕組みを作ると解決できます。
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本当はその仕事をやりたくないパターン
3のパターンは「断れずに引き受けたが本当はやりたくないので、『忙しい』といって遠回しに断っている」「気乗りしない仕事は見ないフリをしてしまう癖がある」といったことが本質にあります。
一種の現実逃避というか、「誰か代わりにやってくれないかな」といった状態ですね。
気持ちはすごくわかります(笑
気持ちはすごくわかりますが、自分自身を成長させるためには、それではちょっと責任感が足りません。
社会人としては、「引き受けた仕事はやりきる」「どうしてもやりたくない仕事は断る」といった覚悟が必要です。
人によっては「甘え」ととらえられてしまうので、本人の評価も下がってしまいます。
「仕事を放置するくらいなら断ったほうが周囲への優しさである」という価値観を共有しましょう。
忙しくない人なんていない
今回は「忙しい」を言い訳にする人について書きました。
「忙しい」を言い訳にするのを周囲の人が許してしまうと、職場に不満がたまりやすくなります。
もし「あの人は忙しいから君がやってね」なんて言われると、「私だって忙しいのに」「俺は暇だって言いたいのか!」となりますよね。
職場に忙しくない人なんていない、という考えを職場全体が共有できると、「忙しい」を理由に仕事を放置する人が減るかもしれませんね。
むにたでした。
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