Excel解説本について思うこと

むにたです。

最近はタスク管理の話を立て続けに書いたので、今回はちょっと別の話を。

何を隠そう、むにたはExcelが大好きです。
ですが、常々ちょっと残念に思っていることがあります。
それは、世の中のExcel解説の本やサイトで取り上げられる関数の説明って、意味にフォーカスしすぎじゃない?ということです。

もちろん、単純に意味を知りたいだけならいいんです。索引として辞書的に使うと割り切れば、意味にフォーカスした説明は相当便利なものです。

でも、Excelを使えるようになりたい!という人が、関数の意味を解説した本を買って勉強しようとして、結局「ふーん」で終わることってありません?
これって辞書をただ読んでも頭に入らないのと同じですよね。
つまり、「この関数はこういった意味です」だけでなく、「この関数はこういった使い方ができます」「これはこういう場面で使うと便利!」という解説も、もっとあっていいんじゃないかと思うんです。

例えばROW関数。
ROW関数は、セルの行番号を取得する関数です。2行目のセルに「=ROW()」と入力すると、「2」と返ってきます。
意味的な解説はこれでおしまいです。
でも、初めて聞いた人の多くはこう思うはずです。「それ、何に使うの?」
日常生活で「セルの行番号を知りたい!!」という思いに駆られたことがある人はそう多くないので当然ですね。

実は、ROW関数の真価は他の関数と組み合わせることで発揮されます。
下の行にコピーするだけで連番を取得することができるので、「〇番目の値を取得する」といった引数を指定する関数(INDEX関数とかOFFSET関数とか)と相性がいいです。
また、それ以外でも、例えばCOUNTIF関数の検索単語に使うとかもできますね。3行目のセルに「=COUNTIF(検索範囲,ROW())」と書いておけば、3の数を数えることができます。

似た関数でROWS関数というのもありますね。これはこれですごく便利で好きな関数なのですが、また今度書くことにします。

こんな感じで、「Excelのこの関数はこういった使い方ができます」的な発想が集まるサイトがあると、勉強にもなるし、その関数使ってみたいという人が増える気がするんですよね。
そうなるときっともっと楽しくスキルアップしたり、成長したりできるんじゃないかな、なんて考えていたりします。

むにたでした。

コメント